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イラストや本の紹介、ゲーム(FF14)に関する日記など雑多に書いていこうと思います。記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。

絵を描いて生きていく方法?

こんにちは!めめりあです。

 

今回も本を読んだ感想を書いていきたいと思います。

このブログは描いたイラストや絵についての本を読んだ感想、ゲームの日記が主となっています。

本の感想は基本的に技術書ではなく、絵に対する考え方、向き合い方に焦点をあてたものが中心となっています。

 

今回も例外なく、絵を描いてどうやって生きていくのか、生きてきたのか。

そういったことに焦点をあてた書籍の紹介です。

 

 

絵を描いて生きていく方法?

寺田克也

 

 

この本は、イラストレーターであり漫画の寺田克也さんと

インタビュアーの方のやりとりをまとめた本になります。

300pを超えるボリュームでさらに二段組になっているので読み応えは充分です。

 

 

寺田氏が仕事やラクガキをしながら

インタビュアーさんの質問に答え持論を展開していく。この書籍はそういった流れで展開していきます。

 

ときおりラクガキ中の絵になぜ今それを描いているのかというインタビュアーの質問がありますが

 

「絵に理由なんかない。後付けで理由付けはできるけど。」

「コンペなどで見る人を納得させなきゃいけない場合も描きながら自問自答して、絵に理由付けをしていく。」

「絵はエンターテイメントだから、お客さんは絵に理由があったほうが喜んでくれる。」

 

そう語る寺田氏が印象的でした。

 

電車の中でおじさんを描く。

寺田氏の日課だそうです。

女性ではなくおじさんを描く。顔には人生がでる。シワの一本一本に表情があり人生が詰まっていて面白いそうです。

女性は化粧で隠してしまうので、化粧をしていないお年を召した方がいたら喜んで描きますよ、とのこと。

 

僕も電車内クロッキーをすることもあり、

寺田氏にならっておじさんを描いてみたりしました。

普段美少女キャラしか描かないのでとても新鮮です。当然ですが、一人一人顔の造形が全然違うんですよね

美少女キャラはある程度テンプレート化された記号があるので、たまに描いてみると新しい発見があります。

 

さらにお話は寺田氏の絵の遍歴、どうやって生きてきたか。と深堀りされていきます。

 

駆け出しのイラストレーターは安い仕事を受けるべきか

若いイラストレーターの絵を見たときどう感じているか

はやくから「プロ」として自覚を持たなければいけない理由とは?

 

この他にも絵に対する寺田氏の考え方がたくさん語られています。

 

 

絵を描いていくということはどういうことか

単純にモチベーションもあがる素敵な書籍でした。

 

気になる方は、この書籍の元となったwebのコラムもあるのでぜひこちらも。

http://www.pie.co.jp/cc/terada/t_m.html

 

絵を描いて生きていく方法?



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